当院は開業医では非常に少ない、女性医師が胃や大腸の内視鏡検査を担当するクリニックです。

 消化器内科は「忙しい」「大変」というイメージがあり、もともと女医さんが少ない科ですが、手先の器用さを必要とする内視鏡診療は、男性に劣らず技能を発揮できる分野だと思います。特に女性の患者さまには「女医さんで良かった」と喜んで頂けることが多いです。

 「男性の医師が担当だと何となく行きにくいな」
 「大きい病院だと、どの先生が担当になるかわからないし」
と検査を躊躇しておられた女性の方も、そしてもちろん男性の方も、是非当院で検査を受けてみてください。 


上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査

  • 食道・胃・十二指腸を観察します。逆流性食道炎や胃炎、潰瘍、ポリープ、ガンなどの診断をします。

  • 病変をモニタ画面で見て観察できますので、小さな病変や軽微な粘膜の変化はバリウム検査よりも診断しやすいことが多いです。

  • 胃内視鏡像
  • 当院では経口スコープ、経鼻スコープの両方を備えており、患者様のご希望や病状に合わせて、どちらを用いるかを相談させていただきます。

  • 経口スコープの場合は咽頭(のど)の麻酔、経鼻スコープの場合は鼻腔(鼻のなか)の麻酔をして行います。

  • 上部消化管内視鏡検査はお電話での予約が可能です。その場合、左のリンクより問診票を印刷して記載しお持ちいただくとスムースに検査が受けられます。検査の前日は21時までに夕食を済ませ、当日の朝は絶食で来院してください。

  • 抗凝固剤・抗血小板剤などの血液をサラサラにするお薬を飲んでおられる方は、予約時にそのことをお伝えください。



下部消化管内視鏡(大腸カメラ、大腸内視鏡)検査

  • 肛門からスコープを挿入し、大腸を観察します。大腸炎やポリープ、ガンなどの診断をします。


  • 大腸がんの多くは、良性の大腸ポリープの一部が悪性化して発生することがわかっています。良性のポリープのうちに切除してしまうことで、将来のがん発生の予防になります。また、ポリープの一部のみががん化しているような初期のがんであれば、内視鏡で切除することで完治できます。

  • 前処置として、検査前日の夜から当日午前中にかけて下剤・腸管洗浄剤を服用し、腸の中をきれいにしておく必要があります。

  • ポリープが発見された場合は、基本的にそのままポリープ切除手術も行っています。ポリープの場所や形にもよりますが、数mm〜10mm前後のポリープは日帰り手術で切除することができます。例えば右の写真のようなポリープであればその場で切除できます。

    ただし、内視鏡で切除できる範囲と思われるポリープであっても、サイズが大きく切除時の出血のリスクが高いと判断した場合には、後日、入院設備のある病院へご紹介させていただき、入院の上で切除するようお勧めすることもあります。

  • 大腸内視鏡検査を予約していただく際には、一度受診していただく必要があります。電話のみでの予約はできません。




内視鏡検査機器について

内視鏡室

最新のオリンパス社製内視鏡システム
EVIS LUCERA ELITE
にて検査を行います。

NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)による観察も適宜併用し、初期のがんなどの発見率を高めます。

経口胃カメラ、経鼻胃カメラ、大腸カメラ用の
各種スコープ、ポリープ切除のための高周波電源装置、内視鏡専用の洗浄消毒器、内視鏡専用の保管キャビネットなどを備えています




内視鏡検査時の鎮静について

 内視鏡検査の苦痛を和らげるために、検査の間、不安感を軽減させ、ウトウトさせるようなお薬を使うことがあります。このような処置を医学的には「鎮静」といいます。痛み止めが併用されることもあります。半分寝ているような状態で検査が終わることもありますが、内視鏡検査における鎮静の程度としては、話しかければ受け答えが出来る程度の強さが望ましいとされています。これらのお薬を使う際には、血圧低下や呼吸の抑制など、副作用を起こすこともあり、注意して行う必要があります。

 当院では、鎮静しなくても苦痛の少ない検査ができることが一番と考えており、基本的には鎮静は行わずに検査をしております。しかし、以前に受けた検査がとても辛かった・不安が強いなどの患者様で特に希望される場合には、個別に相談・対応させていただきます。

【鎮静をうける場合】検査後30分〜1時間程度、院内で休んでいただきます。お帰りの際はできれば付き添い者を同伴されると安心です。また、検査当日の自動車の運転は危険ですので禁止とします。


より詳しい情報を知りたい方はこちらのサイトもご覧ください
いとう医院 内視鏡検査室のページ

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